停電の3日間で最初に尽きるのは何か。備蓄を4つの系統で数える
防災の備蓄というと水と食料が思い浮かびます。ただ停電に限っていうと、その2つだけ揃えても足りません。実際に困るのは、暗くなってから何もできないことや、スマホの充電が切れて情報が取れなくなることのほうです。
備蓄は4つの系統に分けて数えると、自分の家の弱点が見えます。
4つの系統で数える
水は1人1日3リットルが目安です。飲用と調理を合わせた量で、夏はもう少し要ります。3人家族の3日ぶんなら27リットルで、2リットルのペットボトルなら14本ぶんです。箱で買っていないと、まず届きません。
食事は1人1日3食で数えます。ただしカセットコンロが無い場合、温めが必要なものは実質的に食べられないので、備蓄の数え方が変わります。缶詰やレトルトを常温で食べられるかどうかで、使える量が3割ほど変わります。
電力はスマホ1台あたり1日15Whほどを見ておきます。変換ロスを含めると、3人家族の3日ぶんで170Wh前後です。10000mAhのモバイルバッテリーが37Whなので、4個以上に相当します。1個だけ持っている家庭が多く、ここが最初の穴になりがちです。
明かりは見落とされやすい系統です。夜だけ使うとしても3日で30時間ほど必要になります。スマホのライトで代用すると電力を食い合うので、専用の光源が要ります。
冷蔵庫は序盤しか戦力にならない
停電したとき、冷蔵庫の中身をあてにする人は多いのですが、保つ時間は短いです。
・冷蔵室は停電から約4時間でぬるくなります
・冷凍室は夏で12時間、冬でも24時間ほどで保たなくなります
つまり最初の半日で、傷みやすいものから順に食べきる必要があります。ここを過ぎたら常温保存できるものだけが残ります。保冷剤を凍らせておくと冷凍室の持ちが伸びるので、ロゴス 倍速凍結・氷点下パックのような長時間タイプを普段から冷凍庫に入れておくと、この時間を稼げます。
明かりの確保が精神的にいちばん効く
停電で消耗するのは、暗さそのものよりも、暗いせいで何もできない時間の長さです。
据え置きのランタンだけだと、移動するたびに持ち歩くことになります。両手が空くLepro 充電式LEDヘッドライトを1つ混ぜておくと、トイレや片づけのときに現実的に楽になります。
充電式は便利ですが、停電中は充電できません。電池式のものを併用して、Amazonベーシック 単3形アルカリ乾電池 20本のような形でまとめて置いておくと、電力系統とは独立した明かりになります。ここを分けておくのが要点です。
復旧したあとにも一手ある
停電から復旧する瞬間は、電圧が不安定になることがあります。落雷が原因の停電なら、なおさら機器への負担が大きくなります。
高価な機器をつないでいるコンセントだけでもエレコム 電源タップ 6個口 雷ガード付きにしておくと、復旧時の一撃を減らせます。停電そのものへの備えではありませんが、被害を後に残さないための備えです。
自分の家の数字を出す
ここまで一般的な目安を書きましたが、必要な量は家族の人数と季節で変わります。
停電もちこたえシミュレーターに人数と手持ちの備蓄を入れると、4系統それぞれが何時間もつかと、いちばん先に尽きるものが出ます。3日ぶんに対して何が足りないかも一覧になるので、買い足す順番が決まります。
多くの場合、足りないのは水ではありません。
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