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乗り継ぎで預けた荷物はどうなるのか。スルーバゲージの条件と受け取り直しが必要なケース

乗り継ぎのある航空券で毎回不安になるのが、預けた荷物が最終目的地まで行くのかどうかになる。行くと思って手ぶらで乗り継いだら実は受け取りが必要だった、というのは実際に起きる事故で、しかも取り返しがつきにくい。判断の基準を整理しておく。

通しで運ばれる条件

預けた荷物が最終地まで自動的に運ばれることを、スルーチェックインやスルーバゲージと呼ぶ。これが成立する基本条件は次のようになる。

・1枚の予約(同一の予約番号)で全区間を購入している
・航空会社が同じか、提携している。同じアライアンス、またはインターライン協定がある関係
・乗り継ぎ地で入国が不要、または入国しても荷物の受け取りが不要な運用になっている

いちばん大事なのは1番目になる。安く組むために別々に航空券を買った場合、原則として荷物は最初の到着地までしか運ばれない。そこで受け取り、次の航空会社のカウンターで預け直すことになる。

この場合、乗り継ぎ時間が短いと物理的に間に合わない。到着から荷物が出てくるまで20分から40分、そこから移動して再度預けるまでを見込む必要がある。しかも遅延で乗り継げなくても、別々の券なので次の便の補償はない。

受け取り直しが必要になる場面

同じ予約でも、途中で受け取る必要があるケースがある。

・米国を経由する場合。入国審査と税関を通るため、乗り継ぎであっても荷物をいったん引き取り、税関を抜けたあとに再度預ける運用になる
・乗り継ぎ地で入国して一泊する場合。滞在するのだから荷物も引き取ることになる
・国内線と国際線でターミナルが分かれ、荷物の連携がない空港
・格安航空会社が絡む場合。提携がないことが多く、通しの取り扱いをしない

米国経由は日本発の路線でも頻繁にあるので、覚えておくと安全になる。荷物を受け取り、税関を出た先に再預けのカウンターがあるのが一般的な流れになる。

チェックイン時に必ず確認する

現地で迷わないために、最初のチェックインで確認しておく。

・「この荷物は最終地まで行きますか」と聞き、行き先を復唱してもらう
・荷物タグの行き先の空港コードを自分の目で見る。最終地のコードになっているかを確認する
・タグの控え(クレームタグ)を必ず受け取り、搭乗券と一緒に保管する

タグに書かれた空港コードが乗り継ぎ地のものなら、そこで受け取る必要があるということになる。ここを見る習慣をつけるだけで、事故はかなり防げる。

乗り継ぎ時間の目安

空港ごとに最低乗り継ぎ時間が定められていて、それを下回る組み合わせは基本的に発券されない。ただし最低時間はあくまで最低であって、余裕があるわけではない。

現実的な目安としてはこうなる。

・同一ターミナル、国際線から国際線、荷物は通し。1時間から1時間半
・ターミナル移動あり、または入国審査を伴う。2時間以上
・別々に購入した航空券で受け取り直し。3時間以上は見たい
・米国経由で入国審査と再預けがある。3時間以上、繁忙期はさらに

長い乗り継ぎになる場合、航空会社によっては無料のホテルが用意されることがある。条件は無料でトランジットホテルをくれる航空会社まとめに整理した。

手荷物側の注意

預け荷物とは別に、機内持ち込みでも乗り継ぎ特有の注意がある。

・液体物。乗り継ぎ地の保安検査を再度通る場合、免税店で買った液体は封が必要になることがある
・モバイルバッテリー。預け入れできないので、必ず手荷物に入れる。受け取り直しがある場合も同じ
・貴重品と薬。荷物が遅れる可能性を前提に、手元に置く

荷物が最終地に届かない事態は一定の確率で起きる。着替えを一組だけ手荷物に入れておくと、そのときの被害が小さくなる。

荷物が出てこなかったら

到着地で荷物が出てこない場合は、空港を出る前に手続きする。

・バゲージクレームのカウンターで紛失届を出す
・クレームタグの控えを提示する
・滞在先の住所と連絡先を伝える
・受理番号を必ず控える

空港を出てしまうと手続きが煩雑になるので、その場で済ませるのが鉄則になる。

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まとめ

・通しで運ばれる条件は、1枚の予約であること、航空会社が提携していること、途中で受け取りが不要なこと
・別々に買った航空券は原則として受け取り直しになる。遅延しても次の便の補償はない
・米国経由は乗り継ぎでも入国審査と税関があり、荷物をいったん引き取る
・チェックイン時に荷物タグの行き先コードを自分の目で確認する
・乗り継ぎ時間は最低ではなく、受け取り直しがあるなら3時間以上を見る
・実際の取り扱いは航空会社と空港で異なるので、予約時と当日に必ず確認すること

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