旧来の「見守る」マネジメントは古い~プレイングマネージャーの必要性~
先日、仕事の合間に部長とともに興味深いコーヒーブレイクを持つ機会があり、その際の会話が私のビジネス観に新たな視点をもたらしました。今回は、その時のやりとりや、新たに認識したマネジメントの変革について綴りたいと思います。
部長から突如、私の直属の上司に対する見解を尋ねられました。率直にお伝えしますと、私の上司は業務遂行において手を動かすタイプとは異なります。彼の主要な役割は、他者とのコミュニケーション、すなわち業務の調整を中心としたものです。彼自身、家庭では「人の意見をまとめる能力が抜群」と奥様からの評価を得ていると笑顔で語っていました。もっとも、彼自身、プレイングマネージャーとしての適性には自信がないようでした。
この点に関して、部長の捉え方はやや異なるようでした。「単に見守るだけのマネジメントはもはや過去のもの」と彼は指摘しました。現代のビジネスの速度を考えると、プロジェクトの期間も3、4ヶ月という短期間が一般的です。このような環境下で、単に部下を監視するだけのマネジメントは、実際の効果を疑問視せざるを得ないと彼は感じていました。
実際、その後の2週間で、単に見守るスタイルのマネージャーが主導したプロジェクトは、進行が停滞。そのマネージャーに対する部下からの視線も、かなり冷ややかなものとなっていました。
部長の言葉、「現代の働き方の中で、一人ひとりが独立して業務を推進する必要がある」というメッセージに、私は強く共感を覚えました。今のダイナミックな業界の流れを考慮すると、古典的なマネジメントスタイルは逐次、見直されていくのではないかと感じます。
私たちが目指すべきは、伝統的な「見守る」マネジメントから、現場で積極的に手を動かし、部下と共に業務を推進する「プレイングマネージャー」への移行です。このアプローチにより、部下の直面する課題を迅速にキャッチし、適切なソリューションを提供することが可能となります。
今後、私たちが取るべきマネジメントのスタンスや、選択すべき働き方。これらの課題に対して、私たち一人一人が解を出す必要性を強く感じています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません