さくらクラウドにGUI開発環境を作る(xrdpではない方法)
知人から2万円分のさくらクラウドクーポンを貰い,サーバーを作成してみた.接続は簡単!さくらクラウドのコントロールパネルに表示されるIPアドレスにsshなどでアクセスするだけ.
これだけでも十分使えるものの,CUIではなくGUIで開発環境を立てたい.
今回は,Windows10のPCからさくらクラウド上のUbunt Server 16.04に接続したときのGUI環境構築方法を紹介.
今回キーとなるアプリを最初に言っておく.
ここから設定方法の手順
———————————-
接続元のWin環境にMobaXtermをインストール.
MobaXtermは標準でXserverが起動している.このため,何の設定も無しにサーバー上のGUIアプリを接続元で起動することができる.
MobaXtermでさくらクラウド上のサーバーへssh接続した後,ひとまず以下のコマンドを打つ.
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
次に,「Thunar」と「Terminator」をインストール.
$ sudo apt-get install terminator
$ sudo apt-get install thunar
### 上記のコマンドだけはthunarのアイコンが出てこない為以下で対処 ###
$ sudo apt-get install gnome-icon-theme-full
以上で,GUI環境構築は完了である.
今回の方法による改善点は,
- 「MobaXterm」で余計な設定をせずにサーバー上のGUIアプリを起動.
- 「Thunar」でCUIでは面倒なファイルの転送をGUIで実行可能に.
- 「Terminator」でターミナルが1つのアプリの起動で占有される問題を解消.
である.
後はユーザーの好みで他のアプリを追加してゆけばよい.基本はこれでなんとかなるはずだ.
最後に
———-
今回構築した環境を2週間ほど使用したものの,開発に不便は感じなかった.
ファイルマネージャーがあるだけで,開発の効率はだいぶ変わる.
他のブログを見て回るとxrdpをインストールしてリモートデスクトップ接続する方法が主に紹介されている.今回の方法は王道ではないのかも知れない.
xrdpの設定で詰まったときの回避策にしてはいかがでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません